【まとめ】
ネクタイの色や柄は、冠婚葬祭でなければ、ある程度はどんな色や柄でも大丈夫です。しかし、海外の方とフォーマル度が高い場所でお会いする場合、ストライプ柄はしない方がお薦めです。
そんなお話です。
【本編】
なぜ、ストライプ柄はしない方が良いのでしょうか?
それは、ストライプ柄の歴史が、16世紀の英国の連隊旗の柄から来ており、今でも、色々なグループの所属を表す手段として、ネクタイが用いられているからです。
海外のビジネスファッション指南書にも
「レジメントのストライプは、特定の団体のものと紛らわしくないか慎重に注意する必要がある。」
なんてことも書かれています。
では、フォーマルの場では、どんな柄が良いでしょうか?
無地もしくは直径5mm未満の小柄(水玉も含みます)が良いです。
【余談】
2019年の春くらいに、千葉そごうと新宿伊勢丹へネクタイの柄を調査しに行ったことがあります。
海外では、ネクタイは、無地や小紋が多いのですが、日本では、あまり見かけないけどどうなのだろう?
約3,000本くらいのネクタイを無地・小紋柄(5mm以下の柄(ドット含む))・ストライプ・その他(総柄やチェック、千鳥など)に分けて集計してみました(ちょっと怪しい人ですよね・・・)。
結果は、
千葉そごう 無地 9% 小紋 23% スト 28% その他 40%
新宿伊勢丹 無地 23% 小紋 32% スト 35% その他 10%
あまり東京に出歩かない千葉好きの私は、やはり、千葉界隈で見る方の大半が、ストライプやその他の柄をしていることが多いのだなーと。東京にいくと確かに、無地や小紋が多くなるなーと。感じました。
更に、興味深いことに、新宿伊勢丹で、日本ブランドと海外ブランドの柄を比較してみると、
日本ブランド 無地 16% 小紋 31% スト 40% その他 13%
海外ブランド 無地 35% 小紋 33% スト 29% その他 5%
やはり、海外ブランドは、無地とか小紋(ドットも)とか割とシンプルな柄が多いんですよね。
なんとなく、ネクタイというと、色や柄って感じになりますが、無地の紺だけで色々なブランドを比較してみるだけで、良い1本に巡り会えることがあります!色・柄以外の視点(素材感、作り、長さ、シルエット)でネクタイを見てみると気づきがある方もいらっしゃるかも知れませんね。
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